~古民家でちくちく刺し子~
あさぎや ワークショップ

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【日時】2012年6月3日(日)
①午前の部/10:30~12:30 ②午後の部/14:00~16:00
【場所】古民家スタジオ・イシワタリ
【住所】鎌倉市長谷1-1-6(江ノ電「由比ヶ浜駅」より徒歩3分)
【講師】あさぎや 五十嵐里美さん
【料金 3500円(材料費込み、手作りドーナツ・お茶付き)
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【お申し込み・お問い合わせ】
あさぎや asagiya5@ae.auone-net.jp
件名 「ワークショップ申し込み」
本文 ご氏名・参加人数・メールアドレス・電話番号・希望コースをご記入の上、メールにてお申し込みください。ご参加の方には、確認のメールで詳しい案内をお送りします。

※会場に関するお問い合わせは、古民家スタジオ・イシワタリまで






藍布に白い糸が編み出す模様。今ではその可愛らしさが魅力の刺し子ですが、古くは厳しい寒さをしのぐための防寒や補強として、人々の暮らしの中にありました。そんな家庭の温かみが感じられる刺し子。古民家で古き時代を思い描きながら、ちくちくと針を刺してみませんか。

〜五十嵐里美さんインタビュー〜

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ー刺し子との出会い

私と刺し子の出会いは、今から15年前のこと。刺し子作家の吉田英子さんの本を見て、藍色の布と白い糸のバランスの良さ、一針一針丁寧に刺した糸が織り成す細やかな模様にとても感動したのが始まりです。ちょうどその頃、二人の子どもが小学生になり、自分の時間が少しずつ持てるようになったので、吉田先生の刺し子教室に通ってみることにしました。

一口に刺し子といっても、その模様は100パターン以上にも及びます。各模様にはそれぞれ名前があり、はじめは初心者でも縫いやすい三つ葉模様から挑戦していきました。糸の間隔を一定にただひたすら針を刺していくのは、とても根気が入る作業ですが、無心になることでストレスが発散され、やがて刺し子に癒しを感じるようになりました。
 そして、気づけば15年。小学生だった子どもたちは成人になりましたが、私は今も変わらずに針を刺し続けています。


ー暮らしの中の刺し子
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かわいい模様が魅力の刺し子ですが、その昔は、布と布を重ね合わせることで防寒や補強のために作られたといわれています。家族のために、愛情を込めて一針一針……。そんな風景が浮かんでくる刺し子。ワークショップを開くのなら、ビルの中の一室よりも家の温かみが感じられる古民家でやりたいと思い、探し見つけたのが此処、古民家スタジオ・イシワタリでした。木枠の窓から降り注ぐ太陽の光が心地よい2階の和室。それは、まさに私がイメージしていた場所だったのです。


ーはじめの一歩は、ゆるやかな波模様
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今回、みなさんに作っていただくのは、くるみボタン付きのカードケースです。刺し子の模様は、ゆるやかな曲線の波模様。初心者には、角があるものやまんまるは難しいけれど、ゆるやかな曲線は比較的簡単にできます。上手に作らなきゃと力を入れすぎずに、みんなでおしゃべりをしながら、ちくちくと刺し子を楽しんでいただければと思います。

聞き手/石渡 真由美 撮影/福井 隆也